吉本興業の岡本社長の会見が異常なほど盛り上がっています。世間的には怒りを買ったグダグダの謝罪会見の中、イケメン弁護士「法務の小林さん」の存在が気になってしょうがない。いったいこの人、なんなんでしょうか?
吉本会見の異常なまでの盛り上がり
ども、とんじるです。ぶっひん。
吉本興業の「闇営業」問題。宮迫博之、田村亮両氏の会見以降、風向きがガラリと変わり異常ともいえる盛り上がりを見せていますね。
とんじるとしては京アニ放火事件のショックで報道から一定距離をおきたいと思っていたところですので、メディアの話題がこちらに移っていくのを見て、絶望的な気持ちから目を背けられることに内心ほっとしつつも(自分勝手ですね)「なんだかなあ」とモヤモヤした気持ちでおりました。
正直どうでもいい話題。
闇営業で反社会的組織から金を受け取っていたベテラン芸人の、機を逸した謝罪会見。
ところがその会見は、吉本興業という企業の内情を暴露する内容に急変。
それを受けて先輩芸人である松本人志氏がテレビの生放送で「社長会見を進言する」と公表。実際に当日中に社長との面会を行い、急遽社長会見が実現する運びとなったのはみなさんご存知の通りです。
その会見は4時間にも及んだわけですが、残念なことに先の宮迫・田村両氏の会見のように世論を味方にすることはできませんでしたね。
でね。この成り行きを見てとんじる、不覚にも「おもしろい」と思ってしまったんですよ。
ああもう、自分がいやになる⤵︎
でもこのおもしろさって、一体なんなんだろう?
緊急アンケートをとってみた
メディアへの反応やTwitterなんかを見てると「岡本社長論外」「松ちゃんみたいな上司が欲しい」「亮くんかわいそう」とみなさん「自分ごと」に投影して見てるみたいなんですね。
とんじる自身が感じた「おもしろさ」もこの辺にあるのかもしれない、と思い、ほとんど何も考えずにTwitterでアンケートを取ってみることにしました。
今回の会見の登場人物は
- 岡本社長
- 松本人志
- 宮迫博之・田村亮(都合によりひとまとめ)
の4人。
実際に会見には松ちゃんは出てもいないんんですが、彼が動いたからここまで話が面白くなったわけで、登場人物としては外すわけにはいきません。
そしてもうひとり、とんじるの心を鷲掴みにした人物が
- 法務の小林さん
この方にも登場いただいて、
(半分ギャグのつもりで)これらの人物のいったい誰に自分を重ねるのか、Twitter民に聞いてみました。
結果はまさかの「小林さん」圧勝w
みんなマジか?本気で小林さんに自分を重ねたんか?
ということで今回の記事は「法務の小林さん」軸で話を進めることにします。
需要あるんかな?
「法務の小林さん」とは何者か
さて、まずは「法務の小林さん」とは何者なのか?というところからお話ししていきましょう。
小林良太弁護士(40)。
吉本興業ホールディングス執行役員/法務本部長。東京大学法学部卒のインテリであります。
さらにダークスーツをビシッと着こなすイケメンと、ただでさえキャラ立ちすぎなうえに会見での対応がとんじる的にツボすぎて、もう目を離せないのであります。
Twitter民のなかにも同じように感じてる方が多くいらっしゃるようです。
一方でこの態度を不快に思う方も一定数いらっしゃるようで。
まあ、吉本に不満を持っていらっしゃる方からすると、いろいろ思うところもあるんでしょう。
「許せない」とか「やる気あんのか?」とか「こんな無能なやつに任せておくから」とか、とかとか。
でもね、とんじるのスタンスは基本吉本に対しては「どうでもいい」なので、もう小林さん面白すぎ、なのですね。
小林さん。一生懸命やってたと思いますよ。
小林さんがかわいそうすぎて心震える
さて今回の会見、誰がいちばん「かわいそう」だったかというと、小林さんをおいて他ない(キッパリ)。
宮迫さんと亮くんについては、世間一般「かわいそう」という意見が大半ですが、でもめちゃめちゃ得してません?この人たち。
そもそもふたりの行ったの会見は「謝罪会見」であったわけで、当初は世間から相当糾弾されてしかるべきだったはずなんですよ。たぶんふたりもその覚悟で会見に臨んでいた。
でも心のどこかで「わざとじゃなかったんで許して」という気持ちがあった、かどうかは知らんけど、謝罪という形はとってもやっぱり根っこは「保身」だよな。一番大事なのは自分だよな、と感じちゃったわけです。
それが、まあ本人も意図せず(してたら相当腹黒い)会社に対する不信を素直に口にしたことで、うまいこと世間の怒りの矛先を変えることに成功したわけです。よかったよかった。
なのでとんじる的には宮迫・田村両名に対し「かわいそう」という感情はもってないのです。
良い先輩がいてよかったね。頑張って信頼回復してね。
じゃあ「法務の小林さん」はどうだったかというと、この人だけ会見に臨む「立場」が他の人たちと全然違うことに気づきます。
この人だけ「仕事」で会見に出席しているんですよ。
突然「明日社長が会見することになったから同席するように」と命じられ、ろくな事前準備もできぬまま完全アウェーの会見の場で記者の質問攻めに遭う。
会見当初こそ、できるだけクールに淡々と仕事をこなしていこうとしていたわけですが、岡本社長からの
「そこは法務の小林から」
という謎のスルーパスが何本も通ってくるわけ。
もともと用意した資料も前日の宮迫・田村会見の内容と異なる「つっこみどころ」満載の内容。
この状況で世論を納得させる着地点にランディングさせるなんて、「はやぶさ2」だって無理。
次第に答弁もしどろもどろになり、マイクを持つ手が尋常じゃなく震えるという、なんとも人間臭い反応を示してくれたわけです。
ああ、ここだ。
小林さんのこの姿に僕たちは心を重ねたのだ!!
ホントか?
とにかく、今回の会見でいちばん「かわいそう」だったのは間違いなく法務の小林さんだった。
と、とんじるは結論付けます。
これでアンケート結果は回収
吉本会見のいちばん残念だった件
今回の吉本興業岡本社長の会見は、とにかく残念な会見として後世まで語られるレベルのものでしたね。
当初の「反社会勢力との不適切なつながり」から「会社の隠蔽体質露呈」「パワハラ」と次々出てくるネタにマスコミが飛びついた。
これはマズイと松本人志が乗り出し「社長がしっかり説明せんとあかん」としっかり収束への段取りを行った。
にもかかわらず会社側がその真意を理解できず、言い訳のための資料を取り繕ってノープランで会見に臨んでしまった。
そのとばっちりを一身に受けたのが法務の小林さん と、とんじるは捉えています。
執行役員という会社を経営する側の人ではありますが、やはり「上」がどうしようもない中、矢面に立たされて自分の力のみで状況打開を強いられるというのは、同じく「雇われる働き方」をしているものとして見ているのが辛(おもしろ)くなるのです。
話としてはけしからん話ですよ。
反社組織とのつながりも、隠蔽体質も、パワハラも。
でもそんなのどうでもよくなるくらい法務の小林さんが面白くさせてくれちゃった。
そんなわけでとんじる的には誠に不謹慎ながら、あの会見はとても楽しいエンタメでありました。
あえてひとつ残念な点を述べるとしたら、
会見の会場に浜ちゃん(浜田雅功さん)を待機させてなかったこと。
岡本社長の会見がグダグダになってきたところで、袖から浜ちゃんが出てきて
「なにゴチャゴチャ言うとんねん!」と
岡本社長、藤原副社長の頭を思い切りどつくシーンが見たかったなあ
と、個人的には思います。
そんじゃまた。ぶっひん。
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