ブログ初心者が一度は検索するワードに「雑記ブログ」と「特化ブログ」ってのがありますよね。これについて調べてみると「雑記&特化が最強」とか「何も考えずに100記事書け」とかいろんなご意見があるようですが、ホントの所はどうなんでしょうか?最強の初心者ブロガーになるために必要なことについて考えます。
・雑記ブログか特化ブログかで悩んでいる
・どんなジャンルの記事を書けばいいかわからない
「雑記&特化ブログ」が最強なのか
ども、とんじるです。ぶっひん。
「雑記ブログ」と「特化ブログ」で検索すると、「雑記&特化ブログが最強」なんてのが結構出てくるわけなんですが、その前にまずは雑記ブログと特化ブログの違いについておさらいしましょう。
これは言わずもがな、記事のジャンルを特に決めないのが雑記ブログ、ジャンルを決めて記事を書いていくのが特化ブログですよね。
雑記ブログのいいところとしては、
- 記事を書きやすい
- 続けやすい
というところがありますね。ジャンルを特に決めないで記事を書くなら「今日のお昼は何食べた」とか「うちの猫がかわいすぎる」とか何でもいいわけで、とにかく書きやすいし続けやすい。
ただその一方で、この「何でも書ける」というのがそのまま弱点にもなるわけで
- 検索上位が狙いづらい
- 収益化が難しい
という傾向はどうしてもついてまわります。
対して特化ブログはジャンルを定めて記事を書いていきますから
- SEOで上位検索を狙える
- 収益化に期待が持てる
かわりに
- 記事を書き続けるのが難しい
- 外すとダメージ大きい
という、初心者にとってはちょっとハードルの高い話になってしまうんですね。
だから雑記ブログにいくつかのテーマをちりばめた「雑記&特化型ブログ」が最強。とか、
初心者のうちはそんなのわからないんだから「まずは100記事書けば見えてくる」みたいな話になるわけです。
とんじる自身もそうやってブログ運営してきたわけなんですが、それでいいのかな?って考えちゃうわけですよ。
なんか出たとこ勝負というか、非効率というか
初心者だからこそ考えるべき3つのこと
「まずは100記事書いてみよう」はある意味正しいんです。100記事書けばGoogle様もサイトを認識してくれますし、その間には、何だかわからないけど魔法のようにポンとアクセスがあがるページが1本や2本出てくるもんです。
それを育てていけば自然と「雑記&特化型」ができあがるというわけなんですが、
これって新入社員に名刺もたせて「飛び込み営業で100件名刺交換してこい」っていう体育会系な新人研修みたいなもので、
ブログ始める人とかって、そういうの苦手な人、多いんじゃないでしょうか?
最終的に「雑記&特化型」を目指すにしても、動く前にちょっと考えたほうがいい。
初心者だからこそ考えるべき点があると思うのですよ。
1. 自分を知ろう
まず最初に、100記事書く前に、まず自分自身をよく知ることから始めましょう。
自分の好きなこと、今までやってきたこと、得意なことを、メモや付箋に、20個くらい書き出してみましょう。
メモに書き出したものが、あなたの武器になる「かもしれない」ものです。
その中から2つ3つテーマを選んで書いてみよう!
…じゃないです。もうちょっと考えましょう。
好きなことや得意なことっていうのは、たいてい知識も豊富。そして好きなことなら勉強していくことも苦にならないはずです。
よく「センスがいい」って言いますけど、センスがいいってことはその分野に対する知識が抜きん出ているってこと。決して感覚的なことだけではないんですね。
って、とんじるの好きなアートディレクターの水野学さんが言ってました。
まずは好きなこと、得意なことで「これなら書ける」という分野を見つけましょう。初心者が続けていく上でこれは条件として外しちゃダメです。
自分の好きなことのなかに、そういった人より優れていそうなものがないかを探して、アタリをつけてみましょう。
好きなこと、得意なことから「自分の強み」を発見しましょう。これが最初のポイントです。
2. 相手を知ろう
続いては「相手」を知ることです。
最初に選んだ分野に「需要」があるかを考えます。
ネットでの需要はズバリ「検索数」。検索数の多いキーワードを選んでいくことになるのですが、キーワード選定はなかなかの難題。初心者には正直荷が重いかもしれません。
なので、もう少しやさしい方法でやってみましょう。
それは「相手の立場に立って考える」です。
自分の好きなこの分野に、興味を持ってくれる人はどれだけいるのだろうか?
自分が相手の立場だったら、どんなことが知りたいだろうか?
こんなことを考えて、選んだ分野を客観的に見てみましょう。
そしてもうひとつ確認しておきたいのが「情報の寿命」。
せっかく書いた記事ですから、できるだけ多くの人に、いつまでも読んでもらえるといいですよね。
ファッションなんかは意外と寿命が短かったり、ペットや旅行みたいなジャンルはいつまでも長生きしそうですよね。
とんじるは昨年、スマホの料金について相当記事書いたものですが、これからほぼ全面書き直しですからね。。。
えらい分野に手を出しちゃったもんだと(遠い目)
こうして、自分が好きなジャンルに「市場性」があるかを見極めましょう。これがふたつめ。
3. 敵を知ろう
ある程度書く記事のジャンルが見えてきたら、検索しまくってみましょう。
自分の狙ったジャンルに上位表示されるサイトが、あなたのライバルです。
初心者ブロガーは、初期においてはTwitterなどのSNSからの流入に頼ってもいいですが、いずれは自然検索からの流入を意識していかねばなりません。
残念なことにSEOの世界に初心者優遇制度はありません。今上位検索されているサイトの間に割って入って、どこまで上位に迫っていけるかが求められるのです。
厳しいですねえ。でも、だからこそ面白いし、やりがいがあるってものです。
あなたの選んだカテゴリーの上位検索されているサイトはどんなですか?
大手のメディアや企業が検索1ページ目を埋め尽くしているようなものだと、なかなかドメインパワーでかなわないかもしれません。
そういう時はキーワードをひとつふたつ足して、もう少し細かなところから上位表示を狙っていくといいです。
「育児」だけじゃ厳しいなら「パパ」「育休」などのキーワードを足して再検索してみましょう。
そうして、周囲に個人のサイトが増えてきたら、そのサイトを読みまくりましょう。
そして、その内容以上のものが自分に書けるか、書けるようになるかを考えてみましょう。
たとえばまとめサイトがあったなら、逆に他では書けない1点突破の深い内容の記事を書くとか。
イラストが得意ならそれを使って、どこよりもわかりやすい表現を目指してもいいでしょう。
一番最初にピックアップした「自分の強み」を活かして、オリジナリティある記事を書くことができれば、十分勝負は可能なはずです。
自分のライバルを知って、それとの「差別化」を考える。これが3つめのポイントです。
これって実はマーケティング用語で「3C分析」っていうんだ
「自分のこと」「相手のこと」「敵のこと」を知る。これって実はマーケティングの世界ではスタンダードなワークフロー「3C分析」っていう手法なんです。
マーケティングをやっていく上で、市場の中には
- 自社(自分):Company
- 顧客・市場(Customer)
- 競合・ライバル(Competiter)
の3つしかないという考え方なんですね。シンプルですよね。
ビジネス用語だからCompany(会社)になっちゃってますけど、ここは自分に置き換えればOKです。
自分の強みは顧客のニーズに応えられるのか?ライバルに対する優位性、差別化ポイントはどこなのか?
こんなことを意識すると、ひょっとするとブログの方向性も定まってくるかもしれませんね。
でも結局は「書きたいから書く」が最強か?
こんな偉そうなこと書いてますが、とんじる自身はこのブログの競合調査、あんまりやってません。
強豪ひしめくレッドオーシャンなの知ってるので。
だってひつじさんとかヒトデさんとかクロネさんとか、大御所ブロガーがガッチリ上位独占してる世界ですからね。
そんな中で僕ごときがどこからか仕入れてきたことを偉そうに言っても、説得力もなにもあったもんじゃない(自虐)。
じゃあなんで書くのさ?っていうと「書きたいから」なんですよね。
元も子もない話ですが「書きたいから書く」もブログを続ける大事な理由かな、と。
ただ、それだけじゃあダメなんで、厳しい中でも何とか這い上がっていくために、最低限の理論武装は必要だと思うんです。
前回の記事でTwitter連携の効果についてお話ししましたが、Twitterの効果に頼るのは初期段階までかなと思っています。
Twitterフォロワーさんは、あなたのことをよく知っている人たち。いつかはその人たちの「外側」に意識を持っていく必要があります。
Twitterフォロワーさんたちのいる「やさしい世界」からライバルひしめくSEOの大海原へ。
そこへ出て行くには大波に耐える船の補強も必要ですし、ライバルたちを蹴散らす必殺の武器も必要。
大変ですね。。。
でも実は、ご自分では気づいていないみたいだけど、すでに強力な武器をお持ちの「最強の初心者ブロガー」さんは何人もいますね。とんじるの周りにも。
・それが市場のニーズに合っている
・他のサイトにない個性がある
これがとんじるの考える「最強の初心者ブロガー」の条件です。
どうですかね?なれそうですか?最強初心者ブロガー。
今日の3つができてればOKってわけでもないですし、とんじる自身もできてないとこだらけですが、一緒にがんばっていきましょうね。
そんじゃまた。ぶっひん。
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